「自分にこだわるな!」 | 美容室高収益仕組み化研究会
2016-05-16

自分にこだわるな

家から歩いて10分程度の所に
雰囲気の良いバー風居酒屋みたいな
お店があるのですが、

昨日は早く仕事が終わったので、
近所に飲みに、というか、
ご飯を食べに行ってました。

ファンがとにかく多く、
ヘビーユーザーさんで
いっぱいのお店です。

 

そこのマスターは人を雇わず、
ずっと1人で仕事していて、
この点については
僕も同じ境遇なので、

僕の独りよがりで言うと、
その方と気が合う、というか、
考え方が合うというか、

とにかくホッとする場所なので
チョイチョイ行きます。

 

開店後すぐに行ったので、
カウンターには僕1人でした。

普段はお互い無口ですが、

いつも僕はビール1杯で
メチャいい気分になるのですが、
調子が良かったのか、2杯目を
頼み、さらに気分が良い状態
でしたので、

マスターと色々話していました。

 

飲食店経営となると、
自分のこだわりがあって当然です。

そのこだわりを聞きたいな、と、
色んな質問をしていました。

 

実際、ご飯も美味しく、
お酒もとてもおいしいお店。

さぞかしこだわりがあるのだろうと
ずっと思っていて、
お酒の勢いを借り、
聞いてみました。

 

「ん?料理のこだわりですか?」

「無いですよ全く」

 

お??という感じでした。

そう言えば、なのですが、
このお店、メニューの一部には
インスタントやレトルトのメニューも
結構出ています。

インスタントメニューについては、
何の付け加えもせず、

そのまま出しているそうです。

 

お店の経営には興味深々なので、
マスターの話を聞きまくりです。

以下、マスターの発言です。

 

「お店の経営は自分のこだわりを強く
 持つべきでは無いと思っています」

「うまいもんはうまいと認め、
 レトルトでも、他のお店でも
 うまいものはそのまま取り入れます」

「プロが作ったレトルトは、
 プロが作ったまま出すべきです」

「こだわりを強く持ちすぎると、
 お店のオリジナリティーみたいなのを
 間違えた方向に出してしまうものです」

「評価するのは自分ではなく、
 お客さんなので、
 お客さんが求めるモノを提供します」

「ウチの味がわからん客は来るな、
 みたいに言ってる様な店は、
 商売ちゃいますわ」

 

何気ない言葉でしたが、
ズコッと心に響きました。

マスター、かっこいい!とも
思いましたが、

この言葉で、このお店が
流行る理由がよくわかりました。

 

このマスターは、
実はお客さんを選んでいます。

来てほしくないお客さんには
あからさまに冷たい対応で
二回目は来ないでね、と
いざなっています。

でも、ファンがいっぱいです。

プロの飲食店経営者さんも
自分のお店を閉めた後に
集まる様な感じです。

 

やっている事は、
ターゲットとなる
来てほしいお客さんに
メッセージを発信し、

来てほしいお客さんの欲求を
満たす為の改善を常に行い、

自分のこだわりではなく、
お客さんのこだわりを理解し、
顧客満足度を高める、という

ムダの無い仕掛けです。

 

そして僕は、
その仕掛けにまんまと乗っかり、
ついつい行ってしまいます笑

 

でも一つ言えるのは、

どこのお店にも負けない位、
メチャクチャ美味しい訳では
無いという事です。

生ビールは、
他のお店と味は同じです。
普通の生ビールです。

 

昨日も、帰り際には、

某メーカーのレトルト茶漬けと
漬物を食べて帰りましたが、

このメニューにおいても
もちろん特別感はありません。

 

ただ、
食べたいもの、飲みたいものが、
食べたい、飲みたい所で
飲食出来る、

これに尽きます。

 

バーの雰囲気も味わえ、
居酒屋風の食べ物も味わえ、
最後には家にいるような感覚で
シメを食べられる。

まさに家みたいな場所です。

 

このマスターのこだわりは、

「自分へのこだわり」ではなく、
「お客さんへのこだわり」です。

 

京料理の様な、
味の違いがわかる人しか
わからない様な食べ物は
提供していません。

素人であるお客さんが理解できる、
わかり易く、おいしい食べ物を
提供しています。

 

このマスターは、
もっと難しい料理も
もちろん出来るでしょうが、

あえてしていないのでしょう。

 

普通のお客さんが、
普通に「美味しい!」と思える、
普通の料理です。

 

 

技術って、
お客さんは違いさえ
わかっていません。

他店に負けない位の
絶対的なモノを持たなくても、
来店してくれます。

 

普通のお客さんが
普通に満足して、
普通に楽しめるなら、
それで十分です。

薄味の京料理で、
プロしか違いが判らない様な
料理を食べたいお客さんなら、
他のそんなお店に行ってもらえば
良いという事です。

 

 

 

もし、
「ウチのここを強化しなくては」と、
あなたが何かしらで思っているなら、

ひょっとすれば、それは、
お客さんの願いではなく、
ただ単に、あなたの思い込みに
なっている、という事は
かなりの高確率で起こり得ます。

 

親しいお客さんに、

「何故ウチを使ってくれるの?」

と、聞ける人に聞いてみたら、
意外な来店理由は何か見えます。

 

昔お付き合いのあった
美容室さんでも、
アンケートを実施した事があり、

アンケートを取る前に、
その美容室経営者さんに、

「お客さんはきっと、
 ○○と書いてきますよ!」と
僕から話していたのですが、

アンケートを取ると、
案の定、その様に書かれていました。

その経営者さんは、
自分ではそのような事に
気付いていませんでした。

 

自分の強みって、
自分では見えないモノです。

強みでは無い所ばかりに
目を向けるのではなく、

まず、自分自身で隠れた強みを
発見すれば、

プロ目線ではなく、
顧客目線で物事を考える事が
出来る様になるのかもしれません。

 

お客さんが望むモノが見えれば、
後はそれを強化するだけです。

 

今、あなたが課題として
考えている事があるなら、

それは、
あなたのお客さんから見て、
本当に最も重要な課題なのかどうか、

それをまず理解しなければ
なりません。

 

お客さんは難しい事は
望んでいません。

何という事が無い事を
望んでいます。

 

今のあなたの課題、
単なる自分のこだわりに
なっていませんか?

 

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