美容室のお客さん経験で思う事
林田です。
お客さん経験はどんな事であっても
貴重な経験になりますね。
僕がお客さんとして行ってる美容室。
最近、アシスタントの方がシャンプー時に
色々と勧めようとしてきます。
「勧めてくる」んじゃなく、
「勧めよう」としてくるんです。
このビミョ~な違い、分かりますかね。
僕は20代の頃、
ホントに遊んでばかりでした。
自分で言うのもなんですが、
僕は見た目はとても真面目そうに見えます。
そして、それを逆手に取り、
若いころは心斎橋で女の子に声を
かけまくっていました。
いわゆるナンパですね。
ナンパで最も警戒されるパターンは、
「中途半端な誘い」
です。
中途半端に声を掛けると、
「なに、この人?気持ち悪い!!」
風な表情をされるんですよね。
そしてあとで後悔。
ガッツリ行っておけばよかった!と。
アシスタントの方の話に戻ります。
彼は、
「引っかかってきたらラッキー」
と、遠すぎて当たらない様なパンチ風の
トークを仕掛けてきます。
具体的に言うと、
「最近、このスパする人多いんですよね」
「コレ、40代の男性がよくやってくれます」
ってな感じです。
も~、気持ち悪い!
だから何やねん!という気分になります。
それこそ、女の子に中途半端に声を掛け
嫌われるパターンですよね。
僕がお客さんの立場で思うのが、
「これ、やってみませんか?」
と、どストレートで進めてくれる方を
望みます。
中途半端に勧められると、
その後の気まずい空気感がすごいです。
当たり前の話ですが、
売りたいものが売れていない最大の理由は
【売っていない事/勧めていない事】
です。
僕はよく、「売り方」の相談を受けます。
たまにあるご相談が、
「自分が傷つくこともなく、
お客さんとの距離感はそのままで、
嫌われる事がいっさいない方法を知りたい」
というもの。
要は、
【攻めずして売りたい】
と思っているご相談です。
もっと言えば、
「本当はガツガツ勧めたいんだけど、
勧めたら嫌われるかもしれないし
失客になるかもしれないから、
『自分にとって都合よい方法を探してる』」
というものです。
マイナスはいっさい起こる事なく
プラスの可能性だけがある方法を見出したい。
そもそも、商売しているんです。
リスク覚悟で商売を開始したはず。
にも関わらず、守りに入ったらおしまいです。
攻める事、勧める事。
とっても当たり前ではありますが、
自分で納得いくところまでやってるかどうか。
定期的に自分に問いただしてもいいかも
しれないですね。
「やってみませんか?」のひと言。
めちゃくちゃカンタンですが、
とても深いひと言です。
間もなく繁忙期です。
「そんなメニューがあったのなら
もっと早く教えてよ~」
と言われない様にしたいですね。